黒点

太陽全放射量

 太陽風

太陽磁場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

黒点 

Sunspots

 

黒点は、太陽磁場によってつくられる、太陽表面の暗い部分である。太陽黒点上の磁場の強さは、地球上の磁場の数千倍にも及ぶことがある。黒点部分の温度は周囲の領域よりも通常2000度ほど低く、その大きさは地球の数倍に達することもある。太陽黒点数は、ある時刻に太陽表面に存在する黒点の総量を測定したもの。時間軸に沿って黒点数をプロットすると、11年の周期が明瞭に見て取れる。これが太陽周期として知られるもので、太陽磁場活動の重要な特徴の一つである。このプロットに黒点の出現位置を加えて表示すると、バタフライ・ダイアグラムが得られる。これは太陽周期の進行ととも、どのように黒点が太陽の赤道に向かって移動してゆくかを示すものである。黒点の源と磁場の発生機構を正確に突きとめることは、今なお太陽研究で最大の謎として、未解明のまま残されている。1日ごとの黒点数は、米国立地球惑星物理データ・センターhttp://www.ngdc.noaa.govからデータの提供を受けた。デビッド・ハタウェイ博士が提供しているバタフライ・ダイアグラムのデータは、以下のサイトに置かれている。http://science.nasa.gov/ssl/pad/solar/greenwch.htm

 


可視化

中段にある画像が、上記バタフライ・ダイアグラムである。他の上下の画像は、黒点数の分布を南北50の「ビン」(区域)に分けて、それぞれ太陽の自転1回にわたる値を表示している。黒点数は、色()またはバーの太さ()で表示されている。

 


可聴化

黒点分布を区分け表示するのに用いた50の「ビン」が、ピアノのキーの高低と対応づけられる。一番低いトーンが南極に対応する。太陽の自転1回ぶんの測定区間内に、それぞれのキーが黒点数に応じて次々に演奏される。音量は、黒点数に比例する。

 

和訳: Michi Kucharek (クハレク 未知)  

Proof reading: 武藤 直美

監修: 沼田 寛