太陽磁場
Solar Magnetic Mean Field
太陽磁場は、黒点付近などで顕著に現れるが、ここでは太陽全表面で測定された値の平均(Solar MagneticMean Field: SMMF)のデータを用いている。時間の進展とともに、その強度変化に11年の周期が見て取れる。測定値には他の現象も影響しており、太陽の自転周期(27日)も明瞭に読み取れる。SMMFは優勢な磁場極性が反転すると符号を変える。黒点数が正の値だけで変化するのに対し、SMMFは負の値にもなるのである。データはWilcox太陽観測所が公表している日平均値を用いたが、これは下記のサイトから取得できる。http://quake.stanford.edu/~wso
可視化
太陽磁場は円で表示されている。そのサイズが測定値に応じて変化する。磁場の符号の逆転は、円内のグリッドが規則的か不規則になっているかの違いによって区別されている。日平均の計測データを示す円に加えて、太陽自転周期27日ごとの平均値を色の違う2つ目の円として示してある。補間値を用いた場合は、円の中心にドットを付加して示してある。
可聴化
太陽平均磁場の値は、太陽風データによって演奏されているダブルベースの音に、本来の音からの変化を与える。方法は太陽全放射量の場合とほぼ同様で、観測値が高くなるほど強い変化が加えられる。
和訳: Michi Kucharek
(クハレク 未知)
Proof reading: 武藤 直美
監修: 沼田 寛
|